「日々、生地」シリーズ第2弾 生地の風景で、特に海の写真を多く掲載しています。
富山県黒部市生地という地をテーマに、建物やそこに生きる人、日々の海の姿などを載せた写真集です。著者は地元に生まれ、洋裁店を営みながら写真家としても活動された角谷祥子(かどやさちこ)さんです。(1966-2023)
生地(いくじ)は、黒部市のちいさな港町で、豊かな水に恵まれ、生地の所々に湧き水(清水・しょうず)となり、そこに住む人々の生活を支えています。さらに新鮮な魚介類が並ぶ「魚の駅」は、有名な観光地となり普段から賑わいがあります。
その一方で、過疎化が進み、空き屋や人通りの少ない道など、少し寂しい面も覗かせています。
角谷祥子さんは、美しく、切なく、楽しげな表情を見せる生地の姿を愛を持って撮り続けられました。
海の写真を中心に52頁、掲載数65点。
【サイズ】22x27㎝ 【重さ】340g